2022. 2. 7
Webデザインにおける「余白」の重要性!
デザイン
「余白」とは何もない空間という意味ですが、デザインにおいては意図を持ってデザインされたスペースのことを指します。
「空間をデザインする」という意味で使われる余白のことを、ホワイトスペースと呼びます。
余白を適切に取ることで、美しく、読みやすいホームページが作れることから、余白はデザインにおいて、とても重要な役割を持っています。
コンテンツ
余白の種類
マクロスペース(Macro space)
マクロスペースとは、2つ以上のコンテンツ間をとりまく、大きなスペースのことです。
マクロスペースを上手に扱うことで、重要度による順序立てができ、デザイン全体の流れを作り出すことが出来ます。
マイクロスペース(Micro space)
マイクロスペースとは主に、文字間や行間、マージンやパディングなどの小さな余白を指します。
マイクロスペースを上手に取ることで、ユーザーの視線を誘導しやすくなります。
アクティブスペース(Active space)
アクティブスペースとは、視線を集め、注目させるためにとる余白のことです。
アクティブスペースを使うことによって、目立たせたいものへの認知性を高めます。
パッシブスペース(Passive space)
パッシブスペースとは、要素と要素の間の小さなスペースのことで、ユーザーの可読性をあげるために使われることがあります。
「8の倍数」で余白を決める
Webデザインでの余白は、「8の倍数」で取ることが推奨されています。
「8の倍数」が推奨されている理由は様々ですが、よく言われているのは、一般的に使用されているスクリーンの解像度が8の倍数であることが多いからです。8の倍数でデザインすることで、解像度が異なるスクリーンでも同じように表示することが可能となるのです。
また、8の倍数で数字を統一しておくと、後から修正しても割合を変えれば端数が出なくなり、統一感のあるデザインを制作することができるなどの理由から、「8の倍数」が推奨されています。
まとめ
デザインをする際、ただなんとなく余白をとっている人が多いと思いますが、余白はデザインのクオリティを左右する大切な要素です。
意味もなく余白を残すのではなく、美しく、読みやすいホームページをデザインするため、余白を上手に活用しましょう。
人気サイトのデザインや、普段目にする広告などを参考にしながら、余白に注目して見るのも勉強になるかもしれません。