2022. 2. 2
クリエイティブ職における「ポートフォリオ」とは?
web制作
ポートフォリオとは、日本語に訳すると「紙ばさみ」「折りかばん」「書類入れ」という意味です。つまり書類を個々に扱うのではなく、書類全体をひとつのものとして扱う「書類を運ぶためのケース」のことを表しています。
ポートフォリオは「書類を運ぶためのケース」の意味を持つことから、「ひとかたまりの意味・目的を持った書類の束」というニュアンスで使われ、主に「金融・投資系」「教育系」「クリエイター系」で、それぞれ意味の異なる言葉として定着しています。
クリエイティブ用語としてのポートフォリオとは、いわゆる「作品集」であり、Webデザイナーやグラフィックデザイナー、CGアーティストなど、クリエイティブ職に就職・転職する上で、実績や力量を評価してもらうために欠かせない資料です。
その他にも、営業資料や補完資料としても使われる場合があります。
ポートフォリオの構成
ポートフォリオは大体15〜20ページ前後で作られることが多いです。
ページ数が少なすぎると実績や力量を評価するのが難しくなります。しかし、ページ数が多すぎると逆に、採用担当者が短時間で判断するのが難しくなるため、程よい分量にまとめることが大切です。
ポートフォリオには、「表紙・背表紙」「目次」「プロフィール」「作品紹介ページ」を設けましょう。
作品紹介ページの構成
ポートフォリオで作品を紹介するときは、以下の要素を必要とします。
作品名・タイトル
作品名やタイトルなど、「何の作品か」を書きます。
文字の大きさやフォントを工夫し、一目で「何の作品か」分かるようにしましょう。
概要・情報
コンセプトや担当業務、使用ツールや使用言語、テーマカラーや作業期間などの、作品の概要や情報を書きます。
職種ごとに記載する情報は異なりますが、作品に関わる情報をしっかりと伝えることが大切です。情報量が多くなるので、見やすさを意識してまとめましょう。
作品画像
紹介する作品の画像を載せます。
WEBサイトを紹介するのであれば、一枚だけでなく、全体やポイントなど、画面を複数載せるのもよいでしょう。
見る人に何をアピールしたいのかを考え、作品画像を選びましょう。 なお、WEBサイトをWEB上にアップしている場合などは、URLやQRコードを載せるのも効果的です。
説明・紹介文
作品の説明や工夫した点を書きます。画像だけでは伝えきれない目的や考え方、こだわりなどは、文章でしっかりアピールしましょう。作品解説をわかりやすくすることで説明力なども試されます。
長すぎる文章は読んでもらえなくなる可能性もあるので、画像を有効的に活用し、極力文字数を減らしましょう。
まとめ
クリエイティブ職におけるポートフォリオとは、自分の制作実績や力量を、相手に伝えるために欠かせないものです。
クリエイティブ職の転職・就活ではポートフォリオの提出を求められることが多いので、この記事を参考して準備しましょう。
また、ポートフォリオは、常にブラッシュアップしていくのが大切です。良いポートフォリオは転職・就活の強い武器になるので、特にクリエイターとしての歴が浅い方は、自身のスキルアップに注力しながら納得のいくポートフォリオに仕上げていきましょう。