2022. 2. 16
常時SSL化(HTTPS化)とは?5つのメリット
SEO
SSL化とは、「Hypertext Transfer Protocol Secure」の略で、インターネット上の通信を暗号化することです。
これは、ユーザーが入力した個人情報を盗まれないようにしたり、通信相手の本人性を証明する事でなりすましを防止したりなど、Webサイトの安全をもたらす技術です。
常時SSL化(HTTPS化)とは、Webサイト全体の通信を暗号化することです。これはWebサイト内のどのページを利用しても、常にSSL化されて安心という意味で使われています。
近年では、セキュリティに対する世間の意識も高まり、Webサイトの常時SSL化が推進されています。
常時SSL化の5つのメリット
セキュリティの向上
常時SSL化がされていないと、通信が暗号化されておらず、第三者によってブラウザとサーバー間の通信データを盗聴・改ざんされてしまうリスクがあります。
常時SSL化をすることによって、そのようなリスクを予防することができます。また、Cookieの盗聴を防ぐことも可能です。
警告表示の回避
2018年よりGoogle ChromeではSSL化されていないWebサイトには、「このWebサイトは安全ではありません」あるいは「安全ではありません」などの警告を出すようになっており、サイト全体を常時SSL化することが推奨されています。
反対に、常時SSL化されたWebサイトではブラウザーのアドレスバーに鍵(南京錠)マークが表示されるため、見た目で安心感を与え、ユーザーからの信頼を得やすいというメリットがあります。
SEO対策
Googleは2014年に「HTTPSをランキングシグナルに使用する」と発表しています。
最近は常時SSL化しているWebサイトが一般的となっているため、常時SSL化に対応していないと評価が下がる可能性があります。
サイト表示の高速化
常時SSL化を行うことにより、HTTP/2というプロトコルが利用可能になります。
HTTP/2とはHTTPを高速化するとともにセキュリティの強化を行い、またモバイル機器でのウェブ表示を高速化するという目的で開発されたプロトコルです。そのため、HTTP/2を使用することでサイトの表示速度を向上することができます。
アクセス解析の効率化
Googleアナリティクスには、Webサイト訪問者の参照元がわかる「リファラー」という機能があります。
運営するWebサイトのURLがHTTPの場合、常時SSL化(HTT PS化)されたWebサイトから訪問してきた際にリファラーの情報が受け渡されず、参照元を確認することができません。
それに対して、常時SSL化している場合はHTTP、HTTPS両方のサイトからのリファラーを確認することができるため、アクセス解析の精度を向上させることができます。
まとめ
Webを扱っていく中でセキュリティを高め、安全性を確保することはとても大切なことです。
今やSSL通信は、世界的に常識なレベルまで来ています。
恐らく常時SSL化が行われていないサイトは、今後より避けられるサイトとなり、避けられてアクセスされないサイトはSEOの視点からみてもマイナスとなります。
ユーザーの信頼を失わないためにも、まずは常時SSL化の設定を行いましょう。