Webサイトにアクセスした際「クッキーポリシーの確認とクッキーの使用に同意をお願いします。」というポップアップが表示されることが多々あります。

クッキーって何？同意したらどうなるの？など、わからない言葉があると不安になりますね。

そもそもクッキー（Cookie）とはなんなのか。

クッキーとは、Webサイトにアクセスしたユーザー情報が一時的に保存される仕組み、またはその情報のことです。

ユーザーの情報をクッキーという形で保存しておくことで、ユーザーがWebサイトに再びアクセスした際、Webサイトがそのクッキーを読み出すことでユーザーの識別が可能になります。

クッキーには、ファースト パーティ クッキー（1st party Cookie）と、サード パーティ クッキー（3rd party Cookie）の2種類があります。

ファースト パーティ クッキーとは、ユーザーが訪問しているWebサイトのドメインから発行されるクッキーで、そのサイト内でのみ有効です。

サード パーティ クッキーとは、ユーザーが訪問しているWebサイトのドメイン以外から発行されるクッキーで、複数のブラウザやWebサイトにまたがって機能します。

何かキーワードを検索した後、同じようなものが広告で頻繁に表示されるようになるのは、このサード パーティ クッキーが機能しているからなのです。

クッキーには有効期限があり、一定期間を超えるとクッキーは削除されます。

結局クッキーに同意してもいいの？

基本的に、クッキーを有効化することによって起こる大きなデメリットはありません。
逆に、クッキーを有効化しなければ利用できない、というサイトも存在します。

ですが利用環境によっては、クッキーの有効化を同意しない方がよい場合もあります。

例えば、学校や会社、インターネットカフェなどの、不特定多数の人が使う共用パソコンでクッキーを有効化した場合、ログイン状態が維持されたままになってしまいます。

このような場面でクッキーが有効化されていると、不正利用や不正アクセスが起きる可能性があります。

不正利用を防ぐためには、共用のパソコンを利用する前にはクッキーの設定を確認する、利用後はクッキーを削除するなどをして、利用者が意識的に気をつけましょう。

クッキーの削除方法

インターネットブラウザによりクッキーの削除方法は違いますので、ここではChromeでの削除方法をご紹介します。

パソコンの場合

1. 右上のその他アイコン [設定] をクリック
2. [プライバシーとセキュリティ] の [Cookie と他のサイトデータ] をクリック
3. [すべての Cookie とサイトデータを表示]  [すべて削除] をクリック
4. [すべて削除] をクリックし、確定

スマートフォンの場合

1.  右上にあるその他アイコンをタップ
2. 「設定」をタップ
3. ［サイトの設定］タップ
4. ［cookie］をタップし、［cookieを有効にする］を選択

まとめ

Webを利用するうえで、クッキーが快適さと便利さを運んでくれるのは間違いないのですが、正しく使用しないと不正利用に繋がる恐れもあります。

共用のパソコンやスマートフォンを利用している場合には、使用前と使用後のクッキーの確認を行うことを忘れないようにしましょう。