2022. 2. 9
「CMS」とは?メリット・デメリットをご紹介
WordPress
CMSとは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・システム)の略称です。
Web制作に必要な専門的な知識が無くても、Webサイトやテキストや画像などのコンテンツを、構築・管理・更新できるシステムのことを言います。
通常のWeb制作は、HTMLやCSSなどの専門的な知識や技術を必要とします。しかし、CMSで制作されたホームページなら、Web専門知識がない方でもブラウザ上で文章や画像を入力するだけで、簡単に情報の更新やページの追加がおこなえます。
代表的なCMSツールだと、WordPress(ワードプレス)やWiX(ウィックス)などがあります。
コンテンツ
CMSのメリット
専門的な知識がなくてもサイトの運営ができる
CMSを利用する最大のメリットは、専門知識がなくても、簡単にサイトの作成、更新、管理ができることです。
HTMLでのWebサイト運営は自由度が高い反面、知識が無いと難しい領域です。
しかし、CMSを利用することによって、社内にプログラミングの専門家がいなくても、テンプレートを用いてすぐにページを作成できたり、CMSの管理画面から簡単に編集・修正することが可能となります。
このように、CMSを導入することで、担当者の工数が減るだけでなく、外注コストの削減もできるでしょう。
マルチデバイスで対応が可能
HTMLでできたサイトはPCやスマホ、タブレットなど様々なデバイスに応じた制作をする必要がありましたが、スマートフォン対応のCMSを利用すれば、簡単にスマホ用サイトを制作できるもの大きなメリットです。
その上、スマホ対応のCMSなら、パソコン用サイトの情報を更新すれば、スマホ用サイトにも自動的に同じ情報が反映されるので、編集作業が一度で済みます。
モバイルファーストが重要視されている今だからこそ、とても便利な機能ですね。
SEO対策
CMSを導入することで、SEO対策の効果を高めることができます。
なぜなら、CMSのテンプレート利用することで、ヒューマンエラーなどによる記述ミスがなくなり、検索エンジンが読みやすいHTMLが使われるからです。
それだけでなく、Webサイトの更新が簡便化されることにより、更新頻度を高めることができます。更新頻度の向上は、コンテンツが充実するだけでなく、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの評価が高まり、集客力や新規顧客の獲得力を高めます。
複数人で管理ができる
CMSは、サイトの更新や管理を複数の担当者に分担することができます。
IDとパスワードを付与することで、Web担当に依頼をしなくても、いつでも自分で管理画面に入って修正することができるのです。IDごとに更新できる部分を制限することも可能なため、責任の所在を明確にしてWebサイトを管理することもできます。
CMSを導入する前は、Webサイトを担当者一人で運用するような会社も多数ありましたが、そうすると業務が属人化し、引き継ぎがしっかりと行われないまま担当者が退職してしまったり、担当者がいないと急な対応にも応じることが出来ないなどの事態が頻発していました。
CMSのデメリット
CMSについて学ぶ必要がある
非常に便利なCMSですが、いくら簡単といえども、操作方法は一から学習する必要があります。
一からと言っても、最近のCMSは直観的に操作できるものが多いため、パソコンの使用に慣れている方であれば、少し触っただけでも、ある程度の操作方法を習得することができます。
管理者の場合は、管理者向けの機能についても理解する必要があります。
デザインを思い通りに変えるのが難しい
CMSは、デザインテンプレートによって簡単にページ作成ができる反面、デザイン性が大きく異なるページを作成することが難しくなります。 基本的にはテンプレートの範疇を超えることができないため、デザインの自由度が制限されるのです。
セキュリティ対策が必要
CMSは、インターネット環境とブラウザさえあれば簡単に更新ができる反面、セキュリティの脆弱性がデメリットとして挙げられます。
特にオープンソース型と呼ばれるCMSは、プログラム構築におけるソースコードが開示されており、ハッカー達からすると容易に対策が取れてしまうため、脆弱性を狙った攻撃が近年増加しています。
しかし、ユーザー名・パスワードの複雑化や、最新プログラムへのアップデート、不要なプラグインの削除など、しっかりと気を付けて管理していれば、攻撃リスクを軽減させることもできます。
まとめ
CMSを導入することによって、専門的な知識がなくてもWebサイトを運営することが確認できました。
HTML、CSSなどの専門的な知識を学ぶ、コストや時間を削減したいという方は、CMSの導入が非常におすすめです。
しかし、CMSにはさまざまな機能や特徴を持ったものがあり、目的や用途などに合ったCMSを選定する必要があります。
CMSをご検討の方はメリットやデメリットを理解し、自分に合ったCMSを導入しましょう!